東京リビングストーン教会礼拝説教~人の子が来る~

東京リビングストーン教会木曜礼拝

聖書本文:マルコによる福音書13章24節~37節

1.人の子が来る

マルコ13章は終末のしるしとキリストの再臨について語られています。今日の本文はキリストの再臨とその時期について、イエスは教えています。

13:24「それらの日には、このような苦難の後、/太陽は暗くなり、/月は光を放たず、13:25星は空から落ち、/天体は揺り動かされる。13:26そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は(悲しみながら)見る。 この世の終末とその最後に訪れるキリストの再臨の時には、天と地が揺り動かされます。

これは、旧約聖書の多くの箇所で預言されています。

詩編102:25わたしは言った。「わたしの神よ、生涯の半ばで/わたしを取り去らないでください。あなたの歳月は代々に続くのです。102:26かつてあなたは大地の基を据え/御手をもって天を造られました。102:27それらが滅びることはあるでしょう。しかし、あなたは永らえられます。すべては衣のように朽ち果てます。着る物のようにあなたが取り替えられると/すべては替えられてしまいます。102:28しかし、あなたが変わることはありません。あなたの歳月は終ることがありません。」102:29あなたの僕らの末は住むところを得/子孫は御前に固く立てられるでしょう。 

世界的な天変地異は、キリストが来る前の、クライマックスの出来事です。13章の前半を見れば、まずエルサレム神殿の建物が揺り動かされ(AD70年のエルサレム神殿崩壊)、次に、政治・経済(世界各地での戦争、飢饉)が揺り動き、さらに人間関係が揺り動き(不法により人々の愛が冷える)、宗教が揺り動く(偽メシアの登場)のを見ました。そして、ここでは、天地そのものが揺り動きます。 私たちは、目に見えるものに頼ってしまいます。しかし、持ち物や人間関係どころか、終わりには天地でさえも揺れ動くのです。しかし、キリスト者は確実な安全が保障されていることを心に留めなければなりません。

ヘブライ12:26あのときは、その御声が地を揺り動かしましたが、今は次のように約束しておられます。「わたしはもう一度、地だけではなく天をも揺り動かそう。」12:27この「もう一度」は、揺り動かされないものが存続するために、揺り動かされるものが、造られたものとして取り除かれることを示しています。12:28このように、わたしたちは揺り動かされることのない御国を受けているのですから、感謝しよう。感謝の念をもって、畏れ敬いながら、神に喜ばれるように仕えていこう。 

神が世の終末において、世界のあらゆるものが揺り動かされ、不安定化されることの意味は何でしょうか?それは、神は全てのものを揺り動かすことを通して、唯一、『決して揺り動かされないもの』が何であるかを示そうとしておられるからです。詩編の記者は、こう言いました。

詩編46:2神はわたしたちの避けどころ、わたしたちの砦。苦難のとき、必ずそこにいまして助けてくださる。46:3わたしたちは決して恐れない/地が姿を変え/山々が揺らいで海の中に移るとも46:4海の水が騒ぎ、沸き返り/その高ぶるさまに山々が震えるとも。

私達は終末の世界に向けて、ますます天変地異が増え、人々の心は不安にさいなまれるでしょう。しかし、私達は世の人々の流れに巻き込まれてはなりません。天地が揺らいでも、私達の救いという土台は決して揺るがないからです。それは神が永久に保証された揺るがない土台です。

2.創造・堕落・贖い・回復

そして、更に、キリストの再臨に伴う救いの完成は、全宇宙的な再創造であることを知らなければなりません。聖書の歴史、人類の歴史は大きく分けて4つの段階があります。

1.創造(Creation) 創世記1-2章:本来あるべき神と人が治める世界、神の安息であるシャローム

2.堕落(Fall) 創世記3章—:人間の堕落とそれに伴う神の国と相対する世の国の拡大

3.贖い(Redemption) キリストの初臨と十字架の死と復活による人類全体への救いの業の始まり、教会の誕生と福音宣教の拡大

4.回復(Restoration) キリストの再臨に伴う新天新地と万物の再創造、キリストが治める神の国の完成

キリストの再臨は、単なる終末論的な天変地異、人類の滅亡や破滅のようにイメージでとらえてはなりません。それは全てが新しく回復されることであり、本来のエデンの園から始まった神と人、全ての被造物が共に住む楽園が新しい都、エルサレムとして回復されることを意味します。なぜならば、アダムとエバを通してこの世にもたらされた罪による堕落と、死という結末は、神との契約違反者である人間だけでなく、全ての被造物に及んだからです。だからこそ、神の救いの計画は人間だけでなく、全ての被造物もまた、回復され、新しくならなければいけないのです。

ローマ8:19被造物は、神の子たちの現れるのを切に待ち望んでいます。8:20被造物は虚無に服していますが、それは、自分の意志によるものではなく、服従させた方の意志によるものであり、同時に希望も持っています。8:21つまり、被造物も、いつか滅びへの隷属から解放されて、神の子供たちの栄光に輝く自由にあずかれるからです。

このようにして、神はこの世界の回復・再創造の働きをこのように成されようとしています。確かに目に見えるものは激動するでしょう。しかし、私達クリスチャンは決して揺らぐことのない救いと、神の言葉を握りしめて歩んでいきましょう。

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